こんにちは、出版社営業部員のかんらくです。
Amazonプライムビデオで、「鍵泥棒のメソッド」を再見しました。
これは本当によくできた映画ですね。
何がよくできているかというと、脚本がすばらしい!
世界観も一貫しているので、見てよかったという満足度が高いです。
見てよかった満足度は★★★★星4つです。
初見の時も、「明るくて、人がよく描けているいい映画だな」と思ったのを覚えいますが、改めて見ても、まったく同じ感想です。
しかも、要所要所でストーリーを忘れていたので、2回目とはいえ、本当に楽しめました。
Amazonプライムなどの動画配信は、昔見てよかった作品をもう一度見るのに最適なサービスだと思っています。
見てもらいたいポイントを列記したいと思います。
目次
「鍵泥棒のメソッド」あらすじ
主要な登場人物を演じているのは、堺雅人(売れない役者)、広末涼子(月刊誌の編集長)、香川照之(裏社会の人間)の3人。
赤の他人だった、この3人の人生が、ひょうんなことから、交錯していく物語です。
堺は、たまたま同じ時に香川と銭湯で居合わせます。
石鹸にすべって、ド派手に頭を打った香川はそのまま救急車で運ばれます。
この絵が面白すぎる。
香川が落としたロッカーの鍵を、拾ったのが堺雅人。
彼が、そのまま香川になり変わるのです。
というのも堺は恋人にふられ、自殺に失敗し、自暴自棄になっていたからです。
だれでもいいから、別人になりたかったのでしょう。
ロッカーから荷物を取り出し、新しい人間になりすましていると、香川の携帯に、殺しの依頼が入ってくるのです。
そこで堺は、とんでもない男になりすましてしまったことに気づきます。
記憶を失った殺し屋
一方、香川は、病院で目覚めたものの、完全に記憶を失っていました。
自分の素性を知らぬ香川は、貧乏でうだつのあがらない堺の人生と入れ替わるのです。
香川は、退院した病院の前で、父親の見舞いに来ていた広末と出会うのです。(たまたま広末に道を聞きます)
広末は、とにかく年内に結婚相手を見つけたいとジリジリ焦っていました。
そこで、たまたま道を聞かれた香川に関心を示します。
こうして、3人の人生が交錯していくのです。
このあとは、目が離せなくなります。
香川照之と広末涼子の演技が見事
堺雅人のキャラクターも悪くないのですが、この作品では、香川と広末のキャラと演技が、際立っていますね。
中でも香川照之ですね。
この人は、何をやっても上手いですが、今回も期待を裏切らず、ちょっとコミカルでシリアスな役を演じきっています。
物語を一貫している人間味が温かい
殺伐とした作品も多い中、人間味あふれるヒューマン・コメディ・サスペンス風といったところでしょう。
見終わったあと、心に残る感情が温かいです。
広末涼子の結婚の理由が泣かせる
広末涼子は、雑誌の編集長なのですが、男っ気のない真面目なタイプの女性です。
その彼女が突然、職場で結婚宣言をして、相手はこれから探します、と言うのですから、ぶっ飛んでいますよね。
でも、その理由が泣かせます。
その理由が後半で明かされます。
察しのいい人なら早々にきづくかもしれません。
エンドロールを見逃すな。本当のハッピーエンドの予感
万事、ゆるーいハッピーエンドに向かうのですが、一人だけ、堺雅人は報われないまま終わったなーと思っていたら、エンドロールでキッチリ、希望が見える感じで、終わります。
なので、エンドロールの途中で、鑑賞をやめてしまわないようにしましょう。
とにかく、本当によくできた脚本だというのが、実感です。
Amazonプライムに加入している人は、こちらから視聴できます。
この記事がだれかの役に立てばうれしいです。