かんらくです。
たった一言を意識するだけで、共感力が高まり、相手との関係がグッと近づくよっていう話です。
これは相手を選びません。
ちょっとした心がけだけで、すぐに実践できることですが、「こんなに効果があるんだ」と、自分でも驚いています。
目次
周りのつぶやきを、スルーせずに拾う
それは、だれかのつぶやきをスルーせずに拾うということです。
拾うというのは、相手のつぶやきをくりかえすということです。
家庭や職場で
どういうことかと言うと、職場でも、家庭でも、独り言のような、だれかに話しかけているような、どっちともつかないつぶやきがもれることってありますよね。
周りでだれかが、そういうつぶやきをもらした時、スルーされることが多いと思います。
あえて流さずに
しかし、そんな時にあえて流さずに、つぶやきに答えてあげる、ということです。
答えるといっても、さりげなく繰り返す、これだけのことです。
さりげなくリツイート
たとえば、「今日は暑いな」と同僚がツイートしたら、「暑いね~」とさりげなくリツイートするんです。(注:SNSではなく、リアルなコミュニケーションの話です)
だれかが窓の外を見ながら、なんとはなしに、「雨降りそうだな・・・」とツイートしたら、「ふりそうだね~」と、心持ち、変化をつけながら、リツイートするのです。
抜群に効果的
それだけのことなのですが、これが想像以上に効果的なんです。
効果的というと打算的な感じがしますが、グッと心の距離が近づいて、関係がよくなる、ということです。
親子、夫婦、上司、部下、相手は誰でもOK
これは、相手を選びません。上司でも部下でも、親子でも、夫婦でも、それぞれに効果があります。
私の会社の同じフロアに経理の女性が一人いるのですが、なかなか気難しく、誰に対しても心の壁を作っているように感じます。
独り言のようにボソボソと
その人が、時々、独り言のように、ボソボソつぶやくことがあるのですが、そういう人なので、私もそれまでは、聞き流して関係を持たず、波風を立てないようにと思っていました。
ある時、ふと、「今日は雨が降りそうだな」とパソコンの天気予報を見ながら、ボソリとつぶやいた彼女に、「今日は雨、降りそうですよね」と、何気なく返したのです。
パッと顔が明るくなった
すると、パッと彼女の顔が明るくなったような気がしました。そして、「そうなんですよ、ジメジメして降りそうですよね」とうれしそうに、会話を続けました。
感覚として、心を開いてくれたのを感じました。たった一言で、心をひらく力があることに自分ながら驚いたものです。
なぜ、たった一言のリツイートにそれほど力があるの?
ただ一言、つぶやきを拾うだけで、なぜそんなに効果があるのかと思いますが、人間は、自分の存在を認めてもらうことが一番うれしいからだと思います。
だれかが自分に関心を向けてくれている。存在を認めてくれていると実感できた時の喜びは、とても大きいものです。
いちばんつらいことは
逆に、人がいちばん辛いこと、いちばん腹が立つのは、存在を無視されることです。いじめでも、無視されるのがいちばん辛いと言われますよね。
つぶやきを拾うことで、「あなたに関心を向けてますよ」「あなたの存在を認めていますよ」「あなたの言葉を聞いていますよ」という暖かいメッセージを相手は受け取るのでしょう。
注意点は、あくまでさりげなく、自然体で
大事なことは、あくまで自然体で、さりげなく拾うことです。
押しつけがましかったり、一言一句、繰り返されたりすると、かえって気持ちを逆なでして逆効果になることがありますので、注意が必要です。
効果は抜群
その点に気をつければ、効果はとても大きいです。
以前は、私もどちらかと言うと、面倒に思って、スルーしていた方でした。
心の距離が近づく
しかし、試しに拾ってみたら、「こんなに共感を呼んで、心の距離が近づくんだ」と驚きました。
簡単に実践できることですが、自分のことばかり考えていると、意外とできないものです。周りに気を配って、気遣いのできる人になる訓練にもなると思います。
ぜひ、その効果のほどを試してみてください。