こんにちは、かんらくです。
「幸福感」ってなんだろうという話です。
幸せになりたいということは、言うまでもなく、だれもが願うことですよね。
では、幸福感は何によって得られるのかと考えると、
単純に考えれば、欲しいものを獲得したり、なりたい職業につけたりなど、人それぞれで挙げればキリがありません。
「いったい、何が人に幸福感をもたらすのか」。
実は、ハーバード大学が、724人の男性を75年間、追跡調査した研究結果があるんです。
これは「史上最大の幸福調査」とも言われているそうです。
ハ―バード大学が、75年をかけて「人間の幸せにとって何が一番大事なの?」を調べた結果は、何だったと思いますか?
ハーバード大学の研究チームが導き出した 人がいちばん幸福を感じられるもの
それは、富を得ることでも、有名になることでも、いい仕事を得て働くことでもありませんでした。
「よい人間関係を築くこと」
なんと、これに尽きるそうです。
研究を主導してきたハーバード大学教授で精神科医のロバート・ウォールディンガー氏は、次のようにプレゼンしています。
(ちなみに上記リンクの中の動画は英語でプレゼンされていますが、日本語字幕が付いています)
75年に渡る研究ではっきり分かった事は、私たちを健康に幸福にするのは、富でも名声でも無我夢中で働く事でもなく、良い人間関係に尽きるという事です。
それには、人間関係の広さは、必ずしも問題ではありません。
限られた交友範囲であっても、良好な人間関係が築かれているのがベストなのです。
これは、多くの人の実感とも一致するのではないかと思います。
よい人間関係を築くには、心がけるべきことがある
では、いい人間関係を築くには、どうすればいいのでしょうか。
かの夏目漱石が、『草枕』の冒頭に、
「智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい」
と書いているように、思いのままに生きていたら、あちらこちらにぶつかるのが浮世の常です。
なので、いい人間関係を築くには、努力と心がけが必要なのは言うまでもありません。
よい人間関係を築くには?3つのキーワード
では、どんなことに心がければ、衝突を減らし、人間関係をよくすることができるのでしょうか。
出版社の営業、編集の仕事で多くの人と関わってきた経験から、キーワードになってくるのが、次の3つだと実感しています。
●聞き上手になる
●共感力
●相手の立場に立って考える習慣
これらは3つとも密接な関係があって、別物ではないのですが、これらを心がけると、人間関係がスムーズになり、心穏やかに、毎日の充実感がガラッと変わることを体感できると思います。
詳しくは、以下の記事に書いてありますので、関心のわくところから読んでみてください。
■【聞き上手になる】共感する聞き方で、夫婦の関係は劇的によくなる
■西郷隆盛に学ぶ なぜか人を引きつける人望力と共感力の磨き方
■たった一言で、心の距離がグッと近づき、人間関係が劇的によくなる方法