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こんにちは、出版社営業部員のかんらくです。

Amazonランキングに入っていたこの本、『妻のトリセツ (講談社+α新書) 』に釘付けになりました。

その内容紹介がお見事でした。

この本、男性目線で書かれた本でなく、女性が著者なので、説得力と信頼性があります。

 

内容紹介で心をわしづかみされた

その紹介文がこちら。ワン、ツー、スリー。

妻が怖いという夫が増えている。ひとこと言えば10倍返し。ついでに10年前のことまで蒸し返す。

いつも不機嫌で、理由もなく突然怒り出す。人格を否定するような言葉をぶつけてくる。

夫は怒りの弾丸に撃たれつづけ、抗う気さえ失ってしまう。

夫からすれば甚だ危険で、理不尽な妻の怒りだが、実はこれ、夫とのきずなを求める気持ちの強さゆえなのである(俄には信じ難いが)。

本書は、脳科学の立場から女性脳の仕組みを前提に妻の不機嫌や怒りの理由を解説し、夫側からの対策をまとめた、妻の取扱説明書である。

「妻が怖い」「妻の顔色ばかりうかがってしまう」「妻から逃げたい」という世の夫たちが、家庭に平穏を取り戻すために必読の一冊でもある。

大なり小なり思い当たる人が多いのではないでしょうか。

友達に紹介したら、早速、本屋さんで見て買ったそうです。

 

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心に残った言葉たち。まとめ

まだ読んでいる途中ですが、印象に残ったところをマーカーでチェックしていったら、あまりに多いので、レビューを書いてしまいました。

ほとんどの夫にはその〝怒り〟の本当の理由がわからないし、たとえ理由を聞き出すことに成功し、解決策を提案したところで、妻の機嫌がよくなることはない。

それは、妻の望む夫の対応と夫が提案する解決策が根本からずれているからなのだ。

そもそも妻の怒りの理由は、「今、目の前で起きたこと」だけではない。過去の関連記憶の総決算として起こるものなのである。

「怒り」の本当の理由が分からない。これ本当にそうですよね。

聞いても分からないのには、男性脳と女性脳が違うからとはよく言われることです。

男性脳を理解して、男への期待のありようを変えられた女性は、自らの感情をだだ漏れしないようになるが、男に期待し続ける女性は、死ぬまでそれが続くことになる。

「怒り」は「期待」の裏返し。夫一筋、家庭一筋の妻ほどこうなる傾向にある。

つまり、かわいい妻ほど豹変し、夫一筋のうぶな妻ほど一生それが続くことになる。

これが、ほとんどの男性が知らない世にも恐ろしい、結婚の真実だ。

だから結婚をするならば、愛らしくて可憐でうぶな女性よりも、度量のある女性を選ぶべきなのだ。

度量のある女性を選ぶべき、とはなるほどな〜と思いますが、既婚の人には、実践しようがないですね。

そこで、

本書は、脳科学の立場から女性脳の仕組みを前提に妻の不機嫌や怒りの理由を解説し、夫側からの対策をまとめた、妻の取扱説明書である。

と、著者の救いの手が差し伸べられているわけです。

非常に社会的な意義の大きい出版ですね。

では、いくつか具体例を紹介しておきましょう。

本人は悪気がないのに、妻を傷つけてしまうひとことをリストアップしてみよう。

つわりで苦しんでいるときに

「お袋が、つわりは病気じゃないって言ってたぞ」

「気の持ちようだよ」

「(匂いで)具合が悪くなるなら、ご飯作らなくていいよ。食べてくるから」

出産直後に

「あっという間だったな!」

「楽なお産でよかったね」

「すんごい顔してたよ(笑)」

出産後の授乳期に

「今日一日何してたの?」

「ご飯ないの?」

家事、育児の大変さを愚痴られたときに

「俺のほうがずっと大変」

「手伝ってるじゃないか」

「一日中、家にいるんだから(できるでしょ)」

夜中赤ちゃんが泣きやまないときに

「君は昼間一緒に寝られるからいいじゃないか」

具体的な事例がありがたいですね。

驚いたのは、思いやりのつもりで「外食してくるよ」もNGというところ。

つわりで苦しむ妻に対し、思いやりのつもりで自分だけ外食したり、弁当を買ってきたりするのもNG。

身動きのとれない妻の命綱は夫である自分が握っているのだと自覚し、必ず妻の食べたいもの、飲みたいものを聞いて、可能なかぎり希望を叶えなければいけない。

なるほど、これは、教えてもらわないと分かりませんね。

具体的なケーススタディもあります。

たとえば、

帰宅するなり、

「○○(子どもの名前)が、寝かせると泣くから、ず~っと抱っこしていて、腰が痛くなった」

と訴えられたとする。その場合になんと答えるべきか。

これも十二分に想像できるシチュエーションですね。

プラクティスなので、答えは考えていただくとして、すぐに思いつく、次の回答。

①「抱き癖がついたんじゃないか。泣いても抱くのをやめたら」

②「明日、病院に行って、腰を診てもらえよ」

これは、どちらも不正解、だそうです。

ここまで読んでも、まだ妊娠出産直後の話で、全体の20%にも満たないところです。

この1冊をマスターしたら、かなり幸せな夫婦生活に貢献すると思います。

いちばん大事な人間関係は、親子と夫婦ですから、社会的意義の大きい本だと思いました。

ただ、リビングに置いておいて見られたら気まずいので、Kindleがいいかもしれませんね。

この記事がお役に立つとうれしいです。

 

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