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こんにちは、出版社勤務のかんらくです。

あの100万部を軽く突破しているベストセラー『嫌われる勇気』を読んだので、その感想を書きます。

一言で言うと、心が折れそうな時に、どん底から救い出してくれる本です。

 

 

高梨紗羅選手をメダルに導いた本

この本は、5/9放送のテレビ番組「1番だけが知っている」で、スキージャンプの高梨紗羅選手が、

「スランプに陥っていた時、この本が救ってくれた」「この本のおかげで平昌オリンピックでメダルが取れた」

という趣旨のことを語っていました。

紗羅さんを救った言葉は、

「あの人」の期待を満たすために生きてはいけない

「お前の顔を気にしているのはお前だけ

過剰な自意識が自分にブレーキをかける

世界とは他の誰かが変えてくれるものではなく、私によってしか変わりえない

だったそうです。

では、高梨紗羅さんを救った一番の本『嫌われる勇気』とは、どんな本なのでしょうか。

 

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アドラー心理学のメッセージ

『嫌われる勇気』はざっくりと言うと、アドラー心理学のメッセージを斬新な手法で分かりやすく学べる本です。

アドラー心理学は、

「どうすれば人は幸せに生きることができるか」

という哲学的な問いに、きわめてシンプルかつ具体的な「答え」を提示します。

哲学と聞くと難しそうですが、哲人と青年の対話形式で読みやすく、気がつくとアドラー心理学の真髄に迫っているのです。

この本が大ヒットした要因は、担当編集者から詳しく聞いたので、こちらに記事にしてあります。

天才編集者っているんだなと、心から思いました。

関心のある方は、そちらもお読みください。

では、私が読んで、特に印象に残ったフレーズを紹介していきます。

 

すべての悩みは「対人関係」の悩み

さて、アドラー心理学では、「対人関係」が幸福になるキーワードになっています。

ズバリこういう言葉が出てきます。

アドラーは「人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである」とまで断言している

これは哲人の言葉ですが、個人的に納得しました。

以前にハーバード大学の「史上最大の幸福調査」の論文を見たからです。

こちらの記事に紹介していますので、関心のある方はお読みください。

 

今、この瞬間から幸せになれる

「嫌われる勇気」は、全体的に確信に満ちた言葉が多く、力強く感じられます。たとえば、

今日わたしの話を聞いた人は、いまこの瞬間から幸福になることができます。しかし、そうでない人は、いつまでも幸福になることができません

(P251)

こう言われると、俄然、読みたくなりますよね。

 

課題の分離を知れば、心がラクになる

まず、今、この瞬間から幸せになるためには、「課題の分離」という考え方が大事になります。

個人的には、この「課題の分離」という概念がとてもためになりました。

考え方一つで、毎日の暮らしがガラッと楽になるのです。

課題の分離とは、自分の課題と他人の課題を区別するということです。

これが分かると上司の理不尽に悩む必要がなくなります。

上司から認めてもらうことは、あなたが最優先で考えるべき「仕事」なのでしょうか? 仕事とは、社内の人間から気に入られることではないはずです。

上司があなたのことを嫌っている。しかも、明らかに理不尽な理由によって嫌っている。だとすればもう、こちらからすり寄る必要などないのです。

理不尽なる感情は、上司自身が始末するべき課題なのです。

(P148)

多くの人は、対人関係のカードは他者が握っていると思っています。

だからこそ「あの人は自分のことをどう思っているんだろう?」と気になるし、他者の希望を満たすような生き方をしてしまう。

でも、課題の分離ができれば、すべてのカードは自分が握っていることに気がつくでしょう。これは新しい発見です。

(P168)

課題の分離ができるようになると人生は驚くほどシンプルな姿を取り戻します。

(P233)

この考え方は、本当に参考になりました。

 

嫌われる勇気とは、つまり

さて、この本のタイトルである「嫌われる勇気」の核心に迫りましょう。

自由とは、他者から嫌われることである

(P162)

哲人:他者の評価を気にかけず、他者から嫌われることを怖れず、承認されないかもしれないというコストを支払わないかぎり、自分の生き方を貫くことはできない。つまり、自由になれないのです。

青年:……先生は、わたしに「他者から嫌われろ」と?

哲人:嫌われることを怖れるな、といっているのです。

(P163)

つまり、嫌われる勇気とは、嫌われることをおそれない勇気のことなのです。

 

「いま、ここ」に強烈なスポットライトを

次に、多くの人が共感するであろうフレーズを紹介します。

あれこれ迷わずにすむかもしれません。

もしも「いま、ここ」に強烈なスポットライトを当てていたら、過去も未来も見えなくなるでしょう。

われわれはもっと「いま、ここ」だけを真剣に生きるべきなのです。

(P271)

マインドフルネスという概念がちょっとしたブームになっていますが、それにも通じるかもしれません。

 

幸せとは他者貢献

幸福とは何かをズバリ定義した哲人の言葉を紹介します。

もうあなたもお気づきですよね? すなわち「幸福とは、貢献感である」。それが幸福の定義です。

貢献感とは「わたしは誰かの役に立っている」という感覚です。

本の中では、他者貢献ともいわれています。

 

結論。

最後にこの本のメッセージを端的に表していると感じた一文を紹介します。

あなたがどんな刹那を送っていようと、たとえあなたを嫌う人がいようと、「他者に貢献するのだ」という導きの星さえ見失わなければ、迷うことはないし、なにをしてもいい。嫌われる人には嫌われ、自由に生きてかまわない。

読んでみると、ベストセラーになっているのは伊達じゃないと感じました。

学びを実生活に落とし込めば、いまこの瞬間から人生が大きく変わると思います。

 

 

続編も刊行され、こちらも大ベストセラーになっています。

 

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