かんらく(@kan_raku44)です。
年間100本超えの映画好きが、おすすめ法廷映画をピックアップしました。
法廷ものは、最も好きな大好物のジャンルです。
何を観るか迷った時に、よかったら参考にしてみてください。
目次
- 1 1.衝撃のラストに釘づけになる「真実の行方」
- 2 2.A・クリスティ原作「情婦」タイトルの意味が最後に明らかに
- 3 異色の名作「十二人の怒れる男」
- 4 【おまけ】動画配信サービスは、本当に楽でお得。だからおすすめ
1.衝撃のラストに釘づけになる「真実の行方」
物語の舞台はアメリカ・シカゴです。地元の教会の大司教が惨殺されました。
容疑者は大司教のもとでミサを手伝っていた気弱な青年アーロン。
証拠は動かしがたいものがあり、誰の目にも彼の犯行と思われましたが、アーロンは犯人は別にいたと無罪を主張します。
そのアーロンの弁護を、辣腕弁護士のマーティン・ベイル(リチャード・ギア)が、自ら無償でかってでました。
スキャンダラスな事件で、世の中の注目を集めていたからです。
さあ、リチャードは絶体絶命の青年を無罪へと導けるのか。
【ここが必見!】
1.気弱な青年が一瞬で豹変
いつも、どもりがちなくらい気弱な青年が、邪悪な表情に豹変するエドワード・ノートンの演技がお見事です。
彼は、この作品でアカデミー助演男優賞にノミネートされました。納得です。
豹変するシーンは3回ほどありますが、特に3回目は意味合いも特別で、脳裏に焼き付きます。
2.ラスト5分が必見
事件が解決し、余韻を楽しむエピローグに入ったのかと思って油断をしていたら、ラスト5分で衝撃の展開を迎えるのです。
そしてタイトルの真実の意味が、ラスト5分で明らかになります。
2.A・クリスティ原作「情婦」タイトルの意味が最後に明らかに
巨匠、アガサ・クリスティの「検察側の証人」が原作の映画です。
主人公は、心臓に持病のある老弁護士・ウィルフリッド。
退院したばかりの彼の元に、未亡人殺しの容疑をかけられた紳士レナードが、弁護の依頼にやってきます。
弁護を引き受けることになるのですが、検察側にはたしかな証拠もあり、状況はレナードに不利なことばかりです。
彼のアリバイを証明する唯一の証人は妻のクリスチーナのみ。ところが彼女は夫に対して愛があるのかと疑うほど実にクール。
そして、法廷に検察側の証人として現れたクリスチーナは、なんと冷淡にも夫のアリバイを完全否定するのです。
絶体絶命と思われたウィルフリッドの起死回生の弁護が繰り出されます。結末やいかに!
【ここが必見!】
1.看護師との漫才のような掛け合い
ウィルフリッドは持病持ちでお金があるため、ベテランの看護師が自宅でも常に付き添っています。
その看護師との掛け合いがまるで夫婦漫才のようでほほえましいです。
それもそのはず、二人は本当の夫婦だそうです。
2.最後にどんでん返し
この作品は、どんでん返しのどんでん返しがあります。
「真実の行方」のように、裁判が終わって、このまま穏やかに物語が終息していくのかと思っていたら、まさかのどんでん返しが待っているのです。
結末はまったく予想できないものでした。
3.秀逸なタイトルの意味に気づく
妻のクリスチーナはこんなにクールで冷めた女なのに、なぜタイトルが「情婦」なのだろうと、ずっと疑問に思っていました。
ところが、最後の謎が解けた時、「なるほど、たしかに情婦だ」とコトっと納得がゆくのです。
ふつうは「愛人」という意味ですが、ここでは「情熱的な女」もしくは、「愛情の深い女」という意味だと理解すべきです。
この作品だけに通用するオリジナルな意味です。
冷たい婦人だと思っていたけれど、「情熱的で愛情の深い女」だったと明らかになるからです。
邦題のセンスに感嘆
「情婦」は邦題なので、つけた人のセンスに感嘆しました。
賛否両論あるようですが、私は原題の「検察側の証人」よりも、はるかに味わい深いタイトルだと思いました。
最後、観終わったときに、「タイトルはそういう意味だったのか」と気づく映画は本当にいい映画だと思います。
異色の名作「十二人の怒れる男」
17歳の青年が父親殺しの罪で起訴されます。裁判の中で、提出された証拠や証言は、だれもが少年の有罪を確信するものばかりでした。
映画は、12人の陪審員が、少年の有罪か無罪かの審議のため、別室に移るところから始まります。
陪審員全員の投票の結果、11人が有罪、1人が無罪という結果でした。名優ヘンリー・フォンダ演じる建築家が、無罪に投票したのです。
結審するには12人が一致しなければなりません。そこから物語が動き出します。
【ここが必見!】
1.全編を通して一室から動かないカメラ割
96分の物語を通して、場面は、ほぼ会議室一室から動きません。こんなに動きのない映画は他にないでしょう。
そう聞くと、「退屈そう」と思うかもしれませんが、決してそんなことはありません。
最後まで目が離せず、96分があっと言う間です。
皆、早く結審して帰りたい
皆、陪審員ですから、仕事ではありません。できれば早く意見を一致させて帰りたいと思っているのです。
しかも、真夏の蒸し暑い日。まだエアコンのない時代です。
モノクロでも蒸し暑さがジリジリ伝わってきて、それが皆のいらだちにつながっていくのがよくわかります。
有罪と無罪のはざまで
結審させるには、明らかに有罪を主張するのが近道だと皆思っています。
しかし、ヘンリー・フォンダが無罪と一石を投じてから、ひとつひとつ物証と証言を検証していくのです。
すると、ジワジワと無罪を主張する人が増えていきます。
2.密室の議論だけで判決が覆るのか
外に出て現場検証をしたり、新しい証人を探し出すなら、まだ物証を覆すこともできそうですが、会議室から一歩も出ずに、検証していくことなどできるのかと思いますよね。
ところが、それができてしまうのです。
果たして会議室から一歩も出ないまま、11人の陪審員の審判が覆ることがあるのか? 必見です。
【おまけ】動画配信サービスは、本当に楽でお得。だからおすすめ
映画はレンタルショップで借りるのもいいですが、エンタメが大好きで鑑賞頻度が高い人には、dTV、U-NEXT、Hulu、FODプレミアム、などなど、動画配信サービスが本当におすすめです。
借りる手間と返却のわずらわしさから解放される
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