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やっぱり映画はすごいです。

たった2000円弱で戦闘機の空中戦を疑似体験できるのですから。

それが、最近はじめて「トップガン (字幕版)」を見た感想です。

これまで食指が動かなかったのに、なぜ今になって、見ようと思ったのかとういうと、トム・クルーズ総選挙で人気第2位になっていたからです。

 

ちょうど、アマゾンプライムの見放題にも入っていました。

トップガンとは、上位1%の超エリートパイロットのことです。

 

人気の秘密は、ラストの空中戦(ネタバレあり)

1980年代の典型的なアメリカ礼賛映画です。

それはそれでスタンスがハッキリしているのでいいのです。

 

当時、相当話題になり、トムが着ていたMA1ジャンパーも大ブームになりましたが、なんとなく映画は敬遠していました。

30年経って、初めて見ましたが、人気の秘密が分かりました。

間違いなくクライマックスの戦闘機の空中戦ですね。

 

迫力と臨場感が凄まじいです。

マッハ2の世界で、成層圏の空中戦を疑似体験している気分になりました。

 

集中できる環境をつくれば、USJのアトラクション並みに、リアルな体験ができると思います。

CGもまだない時代、どうやって撮影しているんでしょうね。

 

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冷戦時代で露骨な戦争はないはずだから、「訓練ではない、実際の戦闘シーンはあるんだろうか」と、いぶかりながら見ていました。

実際、3/4くらいはパイロットの訓練シーンだけです。

「まさかこのまま終わるのか?」と心配していたら、ありました。

本番の空中戦が。

 

ソ連との領海で、アメリカの戦艦が操縦不能に陥り、わずかにソ連の領海に進出してしまったのです。

このままではソ連側に撃沈されてしまう、ということで船の救出に、トップガン2機が急行するという設定です。

 

ですから、大規模な戦争映画ではなく、領海近辺での小規模な小競り合いです。

ですが、小規模だからこその妙なリアリティがあり、感情移入してしまいました。

 

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そこに、実戦ながらあまり重くならない良さもありました。絶妙です。

案の定、ソ連の戦闘機が迫ってきたのですが、なんと5機のミグを送り込んできたのです。

アメリカ側が向かったのはたったの2機です。

 

たちまち1機は撃墜されてしまいました(パイロットは脱出して生還しています)。

ただちにトム・クルーズ演じるマーベリックが、援護に向かいます。

ところが、あろうことかトムは、怖気付いて、いったん戦場から離れてしまうのです。

 

その理由は、映画を見れば分かりますが、その直前の訓練中の事故に起因します。

すぐに気をとりなおして、戦場に戻り、そこからは仲間を守るために、献身的に戦います。

そして、5機のうち4機を撃墜、残りの一機は逃走、というマーベラスな戦果を挙げます。

 

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トムを含めて、母艦に戻ったトップガンは、たいへんなヒーローです。

 

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マーベリックはこの戦果により、望み通りの進路に進める、という特権を与えられます。

そして、「レッド・オクトーバーを追え」でもそうでしたが、ソ連側は事件を否定し、空中戦はなかったものとします。

メンツを守るためです。

そりゃあ、2機対5機で、撃退されたら、メンツ丸つぶれですからね。

 

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作品テーマは仲間との絆

この作品のテーマは仲間との絆だと思います。

トムが演じるマーベリック大尉は、腕はいいが、ルールに従わない問題児でした。

一度は退学しかけるほどです。

 

型破りで個人プレーだった男が、自らの危険を顧みず、チームプレーに徹し、仲間を守りにいったところに、この作品の良さがあると思います。

 

見てよかった満足度は★★★★☆星4つです。

 

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