かんらくです。
出版社の営業をしていると、他社の営業部員の知り合いが増えていきます。競合他社と友達が増える珍しい業界かもしれません。
書店員さんを囲んで飲み会をすることがよくありますが、その時に、よく誘われる人と、逆に、存在感があって場を盛り上げるのに、なぜか敬遠され、あまり誘われない人とがあります。
よく誘われている人は、皆から好かれ、信頼されていますが、そういう人には、ある共通点があると思います。
目次
相手を否定することを言わない
誰からも好かれる要因はいくつかあるでしょう。その一つに、「相手を否定することを言わない」ということがあります。
言葉というのは、ものすごい力を持っていますよね。
「相手を否定することを言わない」とはどういうことか。細かく分析してみます。
傷つけることを言わない
「相手を否定をしない」という意味の一つ目は、傷つけることを言わない、ということです。
言葉は時に、刃物より鋭く、人を傷つけることがあります。
言葉で受けた傷は消えない
しかも、刃物で受けた傷は、時間が経てば消えていきますが、言葉で負わされた深い傷は、何年、何十年経っても、消えません。
ですからまず、外見的なこと、内面的なこと、どちらにおいても、「これを言われたら傷つくだろう」と常識的に思われることは、冗談のつもりでも決して言わないということです。
飲み会の席は要注意
飲み会の席は、特にヒヤっとするようなひどいことを言ってしまいがちなので、意識して気を付けるようにしています。
酒の席だからと、こちらは軽く思っていても、言われたほうは、意外と心に残ってしまうものです。
その人特有の禁句
だれにでも共通している禁句は分かりやすいのですが、難しいのは、その人、特有の地雷です。
だれにでも、言われたくない言葉があります。それは人によって異なります。
個々の地雷を知るのは大変ですが、その人の価値観や性格から類推して、少しでも危険な言葉は、言わないようにするのが大切だと思います。
相手の言葉、意見、考え方を否定しない
次に、相手の言葉、考え、好みを否定しないということです。
たまに自分の価値観で、相手の意見や考えを否定するのが癖になっている人ってありますよね。
仕事の場でも言い方がある
仕事や会議の場で、議論する時は、ハッキリと意見の違いを主張しなければならない時もあるでしょう。
それでさえ、言い方があって、相手の意見を頭ごなしに否定せず、一旦受け止める聞き方があります。
即座に否定しない
仕事中、部下や後輩が、「は?」とあきれることを言っても、即座に否定しないことです。
「なぜ、そんなことを言うんだろう」と、相手の立場に立って、一度考えてみると、気持ちが落ち着き、言い方も変わってきます。
日常生活では、ほぼ必要ない
まして、日常生活においては、ほとんどの場合、相手の意見や考え、好みを否定する必要は皆無と言ってもいいくらいです。
賛成できない意見に同調するのではなく、あなたはそういう考え方をするんですねと、そのまま受け止めるということです。
人は人、自分は自分で、相手の考えを尊重できる人は、人から好かれ、信頼されるのです。
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「っていうか」を言わない
人の言葉を否定するのが習慣になっている人の口癖が、「っていうか」です。
これを言われて、カチンときた経験ありませんか?
なんか、自分が否定された気持ちになるんですよね。
自分の考えを言っただけ
「自分の考えを言っただけなのに、あなたに何の権利があって、否定されなきゃいけないのか」と、もやもやした気持ちに包まれます(笑)
「ていうか」は、完全封印してもいい言葉だと思います。
いつもできなくても問題なし。意識するだけで全然違う
とは言っても、聖人君子じゃないですから、気分がムカムカしていたら、がまんできずに相手を否定することを言ってしまうこともあるでしょう。
それは、人間ですから、当然のことです。
意識するだけ全然違う
ただ、日頃から意識しているだけで、ぜんぜん違うと思います。
できればその場にいない人や、テレビの中の芸能人について話をする時も、同じように心がけたいところです。
人は人、自分は自分
相手が目の前にいなくても、「この人は、他人のことを否定する人なんだ」と思われてしまうからです。
「人は人、自分は自分」相手の考え方を尊重し、決して否定しない、そういう習慣を身につけたいと思っています。