こんにちは、年間100本超えの映画好き、かんらくです。
アマゾンプライムで、久しぶりに「バトルシップ」を観ました。
この映画の見所は1つなのですが、その一点において観るに値する映画といえます。
観てよかった度は、★★★☆☆ 星3つです。
レビューを書きますので、観るかどうか迷っている方は参考にしてみてください。
ストーリー(あらすじ)
まずは、大まかなストーリーをこちらから引用します。
ハワイ沖。アメリカをはじめとする世界各国の自衛艦が集結して大規模な軍事演習が行われるなか、沖合に正体不明の巨大な物体が出現する。
それは、地球からの友好的な呼びかけに応じて飛来したエイリアンの母船だった。
しかし、呼びかけを行った科学者たちの意図とは裏腹に、エイリアンは次々と未知の武器を繰り出し、激しい攻撃を仕掛けてくる。
その戦いの最前線に立たされたのは、演習に参加していた米海軍の新人将校アレックス・ホッパー(テイラー・キッチュ)と、彼がライバル心を燃やす自衛艦の指揮官ナガタ(浅野忠信)だった。
弱点も戦略も読めないエイリアンに対し、知力と体力の限りを尽くして立ち向かう海の精鋭たち。
果たしてエイリアンの攻撃の目的は何なのか。アレックスとナガタはそれを阻止することができるのか。
そして、彼らは地球を壊滅の危機から救うことができるのだろうか……。
【キネマ旬報データベースより】
宇宙から地球を侵略する目的でエイリアンが来襲するというハリウッド映画によくある話ですが、特筆すべきは、珍しく日本の自衛隊がしっかりと存在感を放ち、活躍するという点です。
地球防衛的なストーリーや世界的なテロの話になると、大抵、日本という国家や政府は、ないがしろにされがちです。
(例えば、「エンド・オブ・ホワイトハウス」や「エンド・オブ・キングダム」では、韓国に比べて日本は完全に無視され、軽んじられています)
日本での興行収入を狙ったからなのかもしれませんが、自衛隊の一佐役である浅野忠信が、主人公に匹敵する活躍をするので、観ていて気持ちがいいです。
鳥肌ものの必見シーン
映像の迫力は特筆に値するのですが、ストーリーが単純で、人間描写も浅いので、映画サイトのレビューは低いんですよね。
ですが、鳥肌が立つ必見ポイントが一つだけあり、そのシーンによって、観て後悔しない映画になっています。
それはこんなシーン
アメリカ海軍と日本の自衛艦の必死の防戦により、エイリアンの艦隊にもかなりのダメージを与えています。
しかし、最後の駆逐艦を未知の爆弾(のようなもの)によって撃沈され、乗組員たちは救命ボートに救われながら、最後の望みの綱を断ち切られ、絶望しています。
ミズーリ号の出陣(ここからネタバレあり)
その時、主人公のアレックス大尉が、一隻だけ戦艦が残っていることを主張するのです。
それは、現役を引退し、象徴的に記念艦として港につながれたミズーリ号です。
そして、奇しくもその記念式典のために、すでにリタイアして余生を送っていた退役軍人たちもそこに集結していたのです。
ミズーリ号は旧式の戦艦で完全にアナログ式ですから、現役の軍人たちには操縦ができません。
そこでアレックス大尉は、そのリタイア組の大先輩たちに、もうひと働きを乞うのです。
リタイア組の目を見張る活躍
快諾した彼らが、軽快に颯爽と、船の甲板に現れるシーン! まさにここがこの映画の最大の山場であり鳥肌ポイントです。
そして彼らが最高にかっこいいのです!
まだまだ若いもんには負けられんと奮い立ち、たった一隻で、不死身のようなエイリアンの艦隊を撃沈させてしまうのです。
これは胸がスカッとしますよ。そして、リタイア組の大活躍に、中高年は胸を躍らせ、勇気をもらうこと間違いなしです!
この一点において
この一点において、観る価値ありの映画です。
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体験レポートを書きましたので、よかったらこちらも読んでみてください。