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こんにちは、かんらくです。

Amazonプライムビデオで、久しぶりにダスティ・ホフマン主演の「アウトブレイク」を見ました。

これが3回目ですが、やっぱりこの映画はストーリーとキャラクターが最高!

観てよかった満足度は、★★★★☆ 星4つです。

 

ストーリー(あらすじ)

まずは物語のあらすじをぴあのサイト「映画生活」から引用します。

アフリカのモタバ川流域にある小さな村に派遣された米国陸軍伝染病医学研究所のサムは、体中の皮膚が赤黒くふくれあがり苦痛にうめきながら死んでいく住民たちの姿を目にする。

同じ頃、カルフォルニア州のシーダー・クリークという町で同じ症状の伝染病が発生した。

ペスト以上に確実に死をもたらすというこの絶望的なウイルス。

ところが、陸軍から持ち出された未知の血清が、このウイルスに奇跡的な効果をもたらすという意外な出来事が起こった。

発見されたばかりのウイルスに効く血清をなぜ陸軍が持っていたのか。

疑念を抱いたサムは、陸軍幹部マクリントック少将が企んでいた驚愕すべき事実を知る。

世紀末的な新型ウイルスの脅威を描いたサイエンス・スリラー。

アフリカで発見された未知の殺人ウイルスが、アメリカ・カリフォルニア州で感染し、パニックになる映画です。

(ちなみに「アウトブレイク」とは、パンデミックが世界的規模で感染が発生することを指すのに対し、限定的領域で集団感染することをいうそうです)

感染力が凄まじく、そのまま蔓延すれば、48時間以内に全米が壊滅するという予測が立てられます。

大統領のにがい決断

専門家と軍幹部の進言で、アメリカ大統領は苦渋の選択により、感染した町に爆弾を投下し、ウイルスもろとも殲滅するという命令を下します。

実は、そこには陸軍幹部の思惑が隠されていました。

ダスティ・ホフマン演じる陸軍医のサム・ダニエルズ大佐は、感染した町を救うべく、単身、陸軍に立ち向かうのです。

 

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シナリオ、キャラクターが秀逸

3回観てもその度に胸がスカッとする傑作なのですが、何がいいって、ダスティ・ホフマン演じるダニエルズ大佐のキャラクターが最高なんです。

大佐といっても、軍人ではなく、軍に所属する医者です。

軍医だけど、正義を通すために上司にも立ち向かい、自由奔放。

半沢直樹を奔放にした感じ

ちょうど、半沢直樹をもっと、奔放にした感じです。

脇を固める部下のソルト少佐もいいんです。

若くて経験は浅いのですが、ユーモアも効いていて肝も据わっており、かなり優秀です。

戦闘ヘリの追撃をかわしながら小型ヘリも操縦し、絶対に外してはいけない射撃も成功させます。

この少佐と大佐のコンビが最高です。

観終わった後はエネルギーが沸く

映画を観終わった後は、いつも体にエネルギーが満ちている感じがするんですよね。

いい映画の条件って、シナリオと登場人物のキャラクターに尽きると思っています。

 

なぜか評価が真っ二つ

こんなにいい映画なのに、この映画、人によって評価が真っ二つに分かれるんです。

結果、私がいつも参考にしているぴあのサイトでは68点という私の実感とはかけ離れた点数になっていました。

 

評価が割れる理由はこれだ

高評価をする人と、低評価をする人と、評価が割れる理由は、この映画をウイルス感染のパニック映画だと思って観るかどうかだと思います。

この映画の本質は

上述のぴあのサイトに、まったく同感のレビューがあったので、引用します。

これはウィルスの恐怖を描いた作品なのか?
違うと思います。

ではウィルスに対抗する人類を描いた作品なのか?
違うと思います。

この映画の本質は・・・

スピルバーグの1作目ジュラシックパークに出てくる恐竜がメインディッシュでも、それがコースの本質でないのと同じだと思います。

そうなんです。この「アウトブレイク」はウイルスの恐怖を描いた作品でもなければ、それと戦う人類を描いた作品でもないのだと思います。

映画のメインはウイルスではなく、あくまでも、極限に立たされた時の人間一人一人を描いているのです。

ジュラシックパークでもそうですが、名作・傑作と言われる作品は、必ず人間を丁寧に描ききっていると言えると思います。

 

必見の鳥肌シーン(ここからネタばれあり)

この映画の眼目といもいえる鳥肌シーンがあります。

それは、ウイルスの血清に成功したにも関わらず、軍の指揮をとっていた少将が、大統領命令として、気化爆弾を投下し、町ごと消滅させる指示をくだす場面です。

それを無線で傍受したダニエルズ大佐は、部下の少佐とともにヘリで飛び立ち、爆弾搭載機の進路に立ちはだかります。

 

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搭載機のパイロットは上官の命令を遂行するために、ダニエルズ大佐は助かる命を守るために、衝突覚悟で一騎討ちをするのです。

 

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果たして、結末はどうなるのか。

 

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果たして爆弾は投下されたのか!

とにかくダスティ・ホフマンのキャラクターの魅力がずば抜けているんです。

 

半沢直樹と同質の爽快感がある

半沢直樹をさらに奔放にした、大佐の魅力をもっと表現してみます。

・正しいと思ったことをするのに迷いがない!

・考えるよりハートで動く行動力がすごい!

・正しいことを遂行する方法が破天荒!

・正しいことを実行するためなら、巨大組織に真っ向から立ち向かう

・助かる命を助けたい、ただそれだけの物差しで動いている!

その当たり前のことが、軍にはできなかった・・・。

人命より、ウイルス兵器の秘密保持を優先したのです。

ただのウイルスパニック映画ではない、「アウトブレイク」のキャラクターの魅力を味わって頂きたいと思います。

今ならAmazonプライムビデオの見放題で鑑賞できますよ。

1ヶ月のお試し期間があるので、無料で視聴できます。

くわしく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

 

おまけ

ちなみに、以下のシーンも鳥肌ものの爽快シーンです。

 

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どんな場面か楽しみにしながら、ぜひご覧になってください。

 

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