こんにちは、出版社営業部員のかんらくです。
つい数日前、営業で訪問した御茶ノ水の丸善さんで、『すいません、ほぼ日の経営。』が、目に入りました。
新刊話題書の棚で、展開されていたからです。
糸井重里さんの言葉、妙にぴったりきた
その中で、糸井さんのこの帯の言葉に妙に惹きつけられました。
経営のことなんか知らなくても、
「みんなをどうやってたのしませるか」とか
「仲間たちが幸福に生きていけるようになるといいな」
とかは、考えられるじゃないですか。
最近、会社の経営とか収益とか、そんなことばかり考えていたので、経営とは数字を見ること、という頭になっていました。
たしかに、経営の手段としては数字が一番大事だと思っています。
でも、経営者というか、上に立つ人の資質として、いちばん大事なのはマインドだと、改めて思い出させられたのです。
そのマインドとは、
「仲間たちが幸福に生きていけるようになるといいな」
これなんですよね。
この温度感、テンションがぴたっときました。
妙に肩に力が入って、上から目線で、「すべての社員とその家族を守らなければならない」と言われると、ちょっとごうまんな感じがしてしまいます。
会社の規模によっては、そういう言葉にならざるをえない経営者もあるのでしょうが、ちょっと力みすぎていて、どこかでポキっと心が折れて実際には守れないんじゃないかなと思ってしまいます。
自分一人でやろうとしている言葉だからです。
みんなで会社をつくっていく
そうではなく、みんなで会社をつくっていく。そして仲間たちが楽しく、生き生きと、幸せに生きていけるようになるといいなという気持ち、それがいちばんふさわしいと思っています。
みんなの中には、もちろん自分も入っています。
糸井さんの誠実さというか、人柄というか、人間性が伝わってくる、そんな言葉のチョイスだと思います。
帯の言葉でお腹がいっぱいになりましたので、中身はこれから読みます(笑)