こんにちは、出版社営業部員のかんらくです。
最近つくづく感じることがあります。
一流のアスリートは親を大事にしている
一流のアスリートと言われる人は、(継続して長く活躍する人)親を大事にする人が多いな〜ということです。
本田圭佑選手も、有名な小学校の卒業文集で、こう書いていました。
世界一になったら大金持ちになって親孝行する
大金持ちになる目的が親孝行ですから、小学生のマインドではないですよね。
かの大谷翔平選手も、はじめての報酬は全部両親に渡すと、サラッと言っていました。
野村克也氏の名言
野村克也氏もセンスのある選手と、センスのない選手の違いについて、こんなことを著書に書いていました。
感性が豊かな人と豊かでない人。感じる人と感じない人。
最近、感性の原点、出発点は親への思い、家族の絆に対する感じ方によるのではないかと思えてならない。
(『ノムダス 勝者の資格』)
また、別の著書には、
昔はよく言われていたことだが、名選手(一流選手)の多くは親孝行なのだという。
親への感謝の気持ちは人生の原点。人はそのことをついつい忘れてしまう生き物だ。
親がいて、はじめて自分がいる。だから、親に対して感謝しなければいけないということを、当たり前のことだが、成功すればなおさら感謝を忘れがちになってしまう。
(『「小事」が大事を生む』)
長嶋監督も親思い
そういえば、ミスタープロ野球こと長嶋名誉監督が、巨人入団を選んだのは、親を思う心からだったといいます。
本当は盟友と南海ホークスを希望していたのに、母親が千葉に住んでいるから、大阪拠点のチームに入れば会えることが少なくなってしまう。
それでは親が寂しがるからという理由で、涙を飲んで巨人を選んだと、新聞の連載で読んだことがあります。
親を大事にしている人は幸せになる
私も会社でこんなことがありました。
以前に、会社でお客様から本の注文の電話を受けた時のことです。
70代くらいの都会的な印象のする女性でした。
本の注文処理を終えたあと、身の上話をされる(よくあること)のを、「はい」「はい」と、相槌を打ちながら、しばらく聞いていると、突然、
「あなた、声から察するにイケメンね」
と言われたのです。(実際は違いますが・・・)
「いえ、そんなことはありませんが」
と答えると、
「あなた結婚はしてるの?」
「ご両親は健在?」
など、ひとしきり身辺調査をされたあと、
「親は大事にしなさいよ。私の周りでも親を大事にしている人は幸せになっているから。じゃあね、イケメンさん」
と、颯爽と別れを告げられました。
最後の言葉はきっと、自責の念が込められているんだろうな〜。
きっと、若い頃は、男たちを振り回し、自由奔放に生きた人なんだろうな〜。
だけど、さすが年の功、言葉が重いな〜などと感じながら、商品の発送手配をしました。
今まで数えきれないほど、お客様の電話を受けましたが、この電話だけは、妙に鮮明に覚えています。
70年、80年、人生を生き抜いた人たちの実感が、「親を大事にする人は幸せになる」ということなのだと思います。
最近、特に感じていることです。