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こんにちは、かんらくです。

堀江貴文さんの50冊以上ある著者の中で一番売れているという『ゼロ―――なにもない自分に小さなイチを足していく』を読みました。

冒頭の編集から、これは一味違うぞ、と引き込まれました。

それはこんなふうに始まります。

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これまで僕は、精いっぱい突っぱって生きてきた。

弱みを見せたら負けだと思い、たくさんの敵をつくってきた。

 

ー改ページ

 

自分でもわかっている、どこまでも不器用な生き方だ。

 

ー改ページ

 

そして僕は逮捕され、すべてを失った。

 

ー改ページ

 

いま僕の心の中はとても静かだ。

 

ー改ページ

 

久しぶりに経験するゼロの自分は、意外なほどにすがすがしい。

もう飾る必要はないし、誰かと戦う必要もない。

 

ー改ページ

 

いまなら語れる気がする。

ありのままの堀江貴文を。

 

ー改ページ

 

それは僕にとっての、あらたな第一歩なのだ。

 

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プロローグに続いて、この本には他にはない決定的な特徴があります。

それは、第1章の前に、第0章があることです。

0章から始まり、逮捕のことも、刑務所生活も、弱気の堀江さんも、堀江さんのありのままが赤裸々に語られているのです。

 

一番売れている理由はズバリここだと思う

この本が売れているいちばんの理由は、これまで一切語られなかった、堀江さんの生い立ちから書き起こされている点だと思います。

つまり人間「堀江貴文」が丸裸になっているのです。

 

担当編集者から聞いたことですが、堀江さんは始め、

「みんなぼくの成功体験が聞きたいから本を買うわけで、ぼくの生い立ちなんて誰も読みたくないでしょう」

と断固、反対していたそうです。

 

それを説得するのが大変だったと話していました。

生い立ちが分からないと、人生哲学が形成されたバックボーンが分からないし、泥まみれになって苦労した体験が盛り込まれていないと、成功談にも共感できなくなってしまうものです。

そこを生まれた時のゼロの地点までさかのぼって、徹底的に掘り下げたところに、この本のオンリーワンな価値があると思っています。

 

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心に刺さったセンテンス

では、心に残ったセンテンスの一部を紹介したいと思います。

友達からヒッチハイクに誘われて、やってみるのか、断るか。

あるいは友達からおもしろそうなイベントに誘われて、参加するのか、しないのか。(中略)

僕は、あらゆる人の一生とは、こうした小さな選択の積み重ねによって決まってくるのだと思っている。

 

人は、本質的に怠け者だ。長期的で大きな目標を掲げると、迷いや気のゆるみが生じて、うまく没頭できなくなる。

そこで「今日という1日」にギリギリ達成可能なレベルの目標を掲げ、今日の目標に向かって猛ダッシュしていくのである。

 

お金に投資する時代は、もう終わった。

これからの時代を生きるあなたには、「お金」ではなく、自らの「信用」に投資することが求められている。

ほんとうに困ったとき、人生の崖っぷちに追い込まれたとき、失敗してゼロに戻ったとき、あなたを救ってくれるのはお金ではなく、信用なのだ。

 

「あなたの夢はなんですか?」

以前は照れくさくて口にできなかったけど、いまなら言える気がする。

僕は、みんなとつながり、みんなと笑顔を分かち合いたい

これは、心に残ったほんの一部です。

一部分を抜き出しても伝わらないので、これ以上の抜粋はあきらめました。

ビジネスや生き方の学びもあり、堀江さんの人間性も分かる、「読んでよかった」と思える、素晴らしい自伝だと思いました。

ご一読を!

 

 

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