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かんらく(@kan_raku44)です。

俳優の存在感は、はまり役にあたると、異次元の領域に昇華することがあります。

あくまで主観と独断ですが、役になりきり、他の出演者とあきらかに一線を画した存在感を放っている作品4作を選びました。

(※ちなみに、番号はおすすめの度合とは関係ありません)

 

1.大森南朋 「ハゲタカ」 一目で釘付けにされるほどミステリアスな魅力を放つ

 

テレビをなんとなく見ていた時に、たまたまメガネをかけ、スーツ姿の大森南朋が、無表情でたたずんでいました。

一目で画面に釘付けになったのです。なんだこの人物の存在感は? 一体何者?

緊迫した空気が漂っているが、善なのか悪なのかすら、まったく分からない。衝撃でした。

それが、NHKドラマ「ハゲタカ」との出会いでした。

しかし、その時は、物語も中盤で、今から見ても分からないと思い、心に消えない何かを残しながら、チャンネルを変えました。

そして、しばらくして、映画のDVDが出ていることを知り、貪るように物語を観たのです。

見ているだけでなぜか惹きつけられる

ストーリーが分からなくても、そのビジュアルを見ているだけでなぜか惹きつけられる、そんな怪しいカリスマ性が大森南朋演じる鷲津には漂っていました。

そんな体験は、「燃えよドラゴン」のブルース・リーを見た時以来です。

主人公の鷲津はファンド会社の社長で、経営が傾き、死にかけている企業を、弱みにつけこんで(いるように見える)、次々と強引に買収するので、ハゲタカといわれます。

しかし、経営不能に陥った会社を買収し、結果的には会社を建て直し、再生させて、鷲津は身を引くのです。

経営者は入れ替わることもありますが、会社と社員は救われます。

鷲津が何を目的としているかは不明で、一見、金のためなら何でもするヒールのような扱いなのですが、荒療治ではあっても、実は、企業再生の救世主ではないかとも思えるのです。

「日本を書い叩け!」 秒単位で、億の金が動く

まるで、『イン・ザ・プール』の伊良部医師か、あるいは、リーガル・ハイの古美門研介弁護士、笑ゥせぇるすまんの喪黒福造か。

その本心が読めないところが似ています。キャラは全く違いますが。

「買い叩け」「買い叩け」「買い叩け」と社員に号令する鷲津は圧巻です。

秒単位で、億の額が行き来する金融業界の緊迫感を疑似体験できます。

お金って大事だけど、桁違いの額に関わると、かえって苦しみの種だなと、さとったりもします。疑似体験ですけど!

私は、映画を観てから、ドラマのDVDをすべて観ましたが、どちらから観ても大丈夫です。

連続ドラマのDVDをすべて見終わった時には、生き甲斐を失った喪失感で、ハゲロスに陥ったほどです。

ぜひ、大森南朋の異次元の魅力を堪能してみてください。

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2.堺雅人「クライマーズ・ハイ」 スクープを狙うギラギラした野心が、妙に惹きつける

 

堺雅人は、半沢直樹役で、一躍、国民的俳優の仲間入りをしたような気がしますが、もともとスクリーンで、いるだけで光を放つ存在感抜群の役者さんだと、注目していました。

最初に、彼を知ったのは、日航機墜落事故を追った地元新聞の奮闘を描いた傑作「クライマーズ・ハイ」でした。

主演は堤真一。堺雅人は、地元県警詰めの佐山というキャップ役です。

事故発生後、墜落現場の御巣鷹山の道なき道を、ドロドロになりながら、カメラマンと一緒に登っていくのです。

その時の常軌を逸したような気迫が、ただものではない何かを感じさせました。一度、観たら、脳に焼き付いて、忘れられない存在感を放っていました。

堺雅人の魅力とともに、映画そのものも、すばらしい作品です。

世界最大の航空機事故といわれる、日航機墜落事故の報道をリアルタイムで体験した世代には、当時の日本を覆ったあの異様な緊迫感が蘇ってくるでしょう。

体験していない世代も、日本の歴史に刻まれた重要な出来事なので、知っておいたほうがいいと思います。

ぜひ、鑑賞してみてください。夏になると見たくなる映画です。

3.渡辺謙「ラストサムライ」 今、サムライ役でこの人の右に出る人は世界にいない

 

言わずと知れた、ハリウッドが製作した本格サムライ映画です。渡辺謙がトムクルーズと共演し、一躍、世界にその名を知らしめた作品といえます。

渡辺謙の存在感がありすぎて、脇役が主役を食ってしまった作品だと思います。

実際、渡辺謙は、この作品でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされました。

サムライ映画ですから渡辺謙にアドバンテージがあるのは否めません。

トム・クルーズには酷ですが、存在感では、脇役が主役を凌いでいたのは間違いないでしょう。

日本男児っていいなと、再発見させてくれる映画です!

渡辺謙とともに必見なのが子役の池松壮亮です。

トム・クルーズと心を通わす子供役なのですが、子供とは思えない落ち着きと、かわいらしさを共存させ、妙に見るものを惹きつける魅力を醸し出していました。

ちなみにこの映画は、西郷隆盛と西南戦争をモチーフにしているといわれています。

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4.松田優作「ブラックレイン」 文字通り命と引き換えの演技は、監督にラストシーンを変更させるほどの存在感

 

マイケル・ダグラス主演で、高倉健、松田優作が共演した、大阪が舞台のヤクザ映画です。マイケル・ダグラスはニューヨーク市警役です。

松田優作は、ヤクザの若頭役で、マイケル・ダグラスと死闘を演じます。

もともとラストシーンで、死ぬはずだったのが、松田優作は死なせるには魅力的すぎると、リドリー・スコット監督自ら、台本を書き換えたといわれています。

松田優作は、この作品で一躍ハリウッドから注目され、出演のオファーが殺到しました。

しかし、撮影時にはすでにがんを発病しており、公開直後に他界しました。劇場映画ではこれが遺作となり、次のハリウッド作出演はかないませんでした。

必見は、バイクをふかしながら日本刀を掲げ、ニューヨーク市警役のアンディ・ガルシアに向かって、ニヤっと笑うシーンです。背筋がゾクゾクっとします。

このシーンは本当に必見です。あの松田優作の狂気をともなったような迫力は、下手なホラー映画よりもよほど、恐怖を感じます。

主役のマイケル・ダグラスが、アンディ・ガルシアが本当に殺されると錯覚し、役名で「チャーリー、逃げろ」と叫ぶところを、思わず「アンディ、逃げろ」と本名で呼んでしまい、NGを出してしまったと伝えられるほどです。

このシーンがこの映画の白眉といっても過言ではないでしょう。

松田優作が、文字通り一命を注ぎ込んだ渾身の一作です!

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【おまけ】動画配信サービスはウソみたいに楽で、お得

エンタメが大好きな人には、dTV、U-NEXT、Hulu、FODプレミアム、などなど、動画配信サービスが本当におすすめです。

どのサービスも得意分野があり、すべての鑑賞したい作品を一つで網羅することはできません。

どのサービスがいちばんお得かは、その人その人の好みやライフスタイルによって、変わってくると思います。

私は、フジテレビのドラマやお笑い番組を見たかったので、はじめにFODプレミアムに登録しました。月額888円(税別)です。

サービスを順番に乗り換えていくのがオススメ

その結果、1つのサービスに、長く登録するのではなく、見たい動画がある程度、見終わったら解約して、順番に登録していくのがベストと分かりました。

動画配信は、1カ月前後、無料お試し期間があるものも多いですし、携帯やネット回線などと違って、年間契約でなく、月単位での契約が多いです。

ですから、1カ月単位で利用すれば、解約は自由にできて、違約金も発生しません。

(※年間契約のAmazonプライム・ビデオは後に回そうと思っています)。

数百円の違いで迷うよりも、気楽に順番に登録するほうがお得

ネット環境があれば、借りに行く面倒、貸し出し中で借りられない無念、返却のわずらわしさからも解放されます。

見たい作品がたくさんある人は、数百円の違いでどのサービスにするかと神経をすり減らして悩むよりも、気楽に登録して、どんどん乗り換えていくのが一番賢明でしょう。新規登録の契約金もありませんから。

そうすることで、自分の好みやライフスタイルに最適なサービスが自然と決まってくると思います。

私は、前述のように、まずFODプレミアムから始めましたが、メリットがあまりに多くて、もっと早く登録すればよかったと思いました。

それでも他のサービスで見たい作品もありますので、今後順番に乗り換えていくつもりです。

【関連記事】フジテレビFODプレミアム、3つ以上あてはまる人にはかなりオススメ!

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