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出版社編集者のかんらく(@kan_raku44)です。

絶対おすすめの映画をテーマ別に、ベスト3を選出してみました。

時代に左右されない普遍的な作品を選んだので、何を観るか迷った時に、参考にしてみてください。

今後、随時、更新していきます。

目次

最高の脚本と映像技術が奇跡のコラボを果たした映画ベスト3

映画の命は、脚本・シナリオだと思います。脚本さえよければ、低予算でもいい映画は作れるでしょう。

でも、そこに、最新の映像技術がマッチングすると、もう異次元の作品に昇華します。

そんな奇跡のマッチングを実現した作品を3つ、完全な主観と独断で選出しました。

1.ジュラシックパーク 「生きた恐竜を見たい」というすべての少年の夢をかなえた記念碑的なCG作品

 

映画史に残る数多の名作を生み出したスティーブン・スピルバーグ監督の代表作だと思います。(別の作品を選ぶ人もあると思いますが)

「生きた恐竜を生で見てみたい」。これは、男の子なら、だれもが抱くロマンに違いありません。

子供の頃、博物館やイベント会場で、「大恐竜展」をよく見に行きました。

大恐竜展は骨格標本

が、すべて骨格標本で、それはそれでいいのですが、やはり満足のいくものではありませんでした。

CGとはいえ、恐竜が生きて、動いている光景が映画館の大スクリーンに映し出された時の感動は、忘れることができません。

トリケラトブスが、ステゴザウルスが、目の前に現れた時、一気に心は少年時代にタイムスリップする思いでした。

ティラノサウルスが脅威となって襲いかかる

そして、真打ちのティラノサウルスが、人命を脅かす脅威となって繁みから姿を現した時、映画は突如、超一流のパニック映画に変貌します。

絶対安全だったはずのジュラシックパークが、人間のリアルな欲やうらみやねたみによって、歯車を狂わされ、人に対して牙をむくのです。

その人間の心の醜悪によって引き起こされたトラブルだからこそ、リアリティをうみだし、ただのパニック映画ではない、普遍的な恐怖をつくりだしています。

余談ですが、T-レックス登場シーンの大地を震わす足音と咆哮は、ゴジラに似ているなと思っていたら、スピルバーグ監督自ら、「ジュラシックパークは、完全にゴジラを元ネタにして作ったんだ」とイベントで語っていました。

確認したい方は、こちらから、You Tubeでどうぞ!(2:45くらいからです)

ひとりひとり、追いつめられていく怖さ

一人一人、恐竜に追いつめられていく、その怖さは、リアルそのものです。

細かいことをいえば、伏線が随所に効いているなど、映画を楽しむポイントはたくさんあるのですが、それはオプション的なおもしろさだと思います。

一流のシナリオと、最新鋭の科学が奇跡のコラボレーションを果たした記念碑的な作品です。

2.ターミネーター 殺人ロボットと化したシュワルツェネッガーの恐さは半端じゃない

 

ジェームズ・キャメロン監督、アーノルド・シュワルツェネッガーの代表作と言えるでしょう。

2029年の近未来、人工知能スカイネットが反乱を起こし、人間を邪魔者と判断し、駆逐していきます。

ジョン・コナーの登場

人類絶滅間近と思われた時に、ジョン・コナーというリーダーがあらわれ、人間を指導し、人類を救います。

形勢を覆すためにコンピューターは、過去に戻ってジョン・コナーの母親を殺害することで、ジョン・コナーを歴史から抹消しようとします。

殺人アンドロイド・ターミネーター

そこで殺人アンドロイド・ターミネーターを送り込むのです。

コンピューターが人間を支配し、絶滅させる。それは、1984年の映画公開当時は、絵空事のようでした。

ホーキング博士の警鐘

しかし、ホーキング博士が人工知能の未来に警鐘を鳴らす今、不気味にリアリティをともなってきました。

マシーンですから、人を殺すのに躊躇はありません。かけらも情が通じないので、サイコパスをしのぐそら恐ろしさがあります。

コンピューターは手段を選ばない

殺人をプログラミングされたコンピューターは目的を遂げるために、手段を選びません。

どこまでも追い詰めるのですが、それはプログラムであり、執念ですらありません。

心がないから、折れることもなく、あきらめることも絶対にないのです。

第1作をしのぐ作品はない

その後、進化したターミネーターは登場しますが、第1作のシュワルツネッガーの恐怖をしのぐものはありません。

テレビで放映されれば、つい見てしまう。何度も見たくなる映画です。

3.AlWAYS三丁目の夕日 古きよき日本へと誘われる

 

日本が、善意と希望にあふれていた時代。見事に戦後間もない日本の風景を、特殊技術によって、再現しています。

昭和30年代、東京タワーの建設が進む、下町を舞台に、市井の人たちが明るく、前向きに懸命に生きる姿を描いています。

なぜか懐かしい風景

自分がまだ生まれていない時代の物語なのに、なぜか懐かしく、ノスタルジーにあふれています。

そして特別な事件があるわけでもなく、日常の人間模様が描かれているだけなのに、なぜこんなに、涙があふれてくるのだろうと思います。

戦後の東京の下町人情と山崎貴監督のVFXの技術が見事なドッキングを果たし、古きよき日本の風景へ誘われていくからだと思います。

堀北真紀の方言が秀逸

集団就職のために上京してきた堀北真紀の、田舎娘ぶりが見事です。方言も東北ネイティブにしか思えません(笑)

正直、堀北真紀は、実際に田舎から上京してきたばかりの女優さんなんだと思いました。

人間っていいな、と思える素敵な作品です。

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役者の存在感が突き抜けている映画ベスト3

俳優の存在感は、はまり役にあたると、異次元の領域に昇華することがあります。

役になりきり、他の出演者とあきらかに一線を画した存在感を放っている3作品を選びました。

1.大森南朋 「ハゲタカ」 一目で釘付けにされるほどミステリアスな魅力を放つ

 

テレビをなんとなく見ていた時に、たまたまメガネをかけ、スーツ姿の大森南朋が、無表情でたたずんでいました。

一目で画面に釘付けになったのです。なんだこの人物の存在感は? 一体何者?

張り詰めた空気

張り詰めた空気が漂っているが、善なのか悪なのかすら、まったく分からない。衝撃でした。

それが、NHKドラマ「ハゲタカ」との出会いでした。

心に消えない足跡を残す

しかし、その時は、物語も中盤で、今から見ても分からないと思い、心に消えない何かを残しながら、チャンネルを変えました。

そして、しばらくして、映画のDVDが出ていることを知り、貪るように物語を観たのです。

見ているだけでなぜか惹きつけられる

ストーリーが分からなくても、そのビジュアルを見ているだけでなぜか惹きつけられる。

そんな怪しいカリスマ性が大森南朋演じる鷲津には漂っていました。

そんな体験は、「燃えよドラゴン」のブルース・リーを見た時以来です。

ハゲタカのゆえん

主人公の鷲津はファンド会社の社長で、経営が傾き、死にかけている企業を、弱みにつけこんで(いるように見える)、次々と強引に買収するので、ハゲタカといわれます。

しかし、経営不能に陥った会社を買収し、結果的には会社を建て直し、再生させて、鷲津は身を引くのです。

企業再生の救世主か

経営者は入れ替わることもありますが、会社と社員は救われます。

鷲津が何を目的としているかは不明で、一見、金のためなら何でもするヒールのような扱いなのですが、荒療治ではあっても、実は、企業再生の救世主ではないかとも思えるのです。

「日本を書い叩け!」 秒単位で、億の金が動く

まるで、『イン・ザ・プール』の伊良部医師か、あるいは、リーガル・ハイの古美門研介弁護士、笑ゥせぇるすまんの喪黒福造か。

その本心が読めないところが似ています。キャラは全く違いますが。

「買い叩け」「買い叩け」「買い叩け」

「買い叩け」「買い叩け」「買い叩け」と社員に号令する鷲津は圧巻です。

秒単位で、億の額が行き来する金融業界の緊迫感を疑似体験できます。

お金って大事だけど、桁違いの額に関わると、かえって苦しみの種だなと、さとったりもします。疑似体験ですけど!

映画とドラマ、どちらから見ても面白い

私は、映画を観てから、ドラマのDVDをすべて観ましたが、どちらから観ても大丈夫です。

連続ドラマのDVDをすべて見終わった時には、生き甲斐を失った喪失感で、ハゲロスに陥ったほどです。

ぜひ、大森南朋の異次元の魅力を堪能してみてください。

2.堺雅人「クライマーズ・ハイ」 スクープを狙うギラギラした野心が、妙に惹きつける

 

堺雅人は、半沢直樹役で、一躍、国民的俳優の仲間入りをしたような気がします。

が、もともとスクリーンで、いるだけで光を放つ存在感抜群の役者さんだと、注目していました。

最初に、彼を知ったのは、日航機墜落事故を追った地元新聞の奮闘を描いた傑作「クライマーズ・ハイ」でした。

堺雅人は脇役

主演は堤真一。堺雅人は、地元県警詰めの佐山というキャップ役です。

事故発生後、墜落現場の御巣鷹山の道なき道を、ドロドロになりながら、カメラマンと一緒に登っていくのです。

ただ者ではない気迫

その時の常軌を逸したような気迫が、ただものではない何かを感じさせました。

一度、観たら、脳に焼き付いて、忘れられない存在感を放っていました。

映画もすごい!

堺雅人の魅力とともに、映画そのものも、すばらしい作品です。

世界最大の航空機事故といわれる、日航機墜落事故の報道をリアルタイムで体験した世代には、当時の日本を覆ったあの異様な緊迫感が蘇ってくるでしょう。

日本の歴史に刻まれた事故

体験していない世代も、日本の歴史に刻まれた重要な出来事なので、知っておいたほうがいいと思います。

ぜひ、鑑賞してみてください。夏になると見たくなる映画です。

 

3.松田優作「ブラックレイン」 文字通り命と引き換えの演技は、監督にラストシーンを変更させるほどの存在感

 

マイケル・ダグラス主演で、高倉健、松田優作が共演した、大阪が舞台のヤクザ映画です。

マイケル・ダグラスはニューヨーク市警役です。

松田優作は、ヤクザの若頭役で、マイケル・ダグラスと死闘を演じます。

優作は死なせるにはもったいない

もともとラストシーンで、死ぬはずだったのが、松田優作は死なせるには魅力的すぎると、リドリー・スコット監督自ら、台本を書き換えたといわれています。

松田優作は、この作品で一躍ハリウッドから注目され、出演のオファーが殺到しました。

公開直後に他界

しかし、撮影時にはすでにがんを発病しており、公開直後に他界しました。

劇場映画ではこれが遺作となり、次のハリウッド作出演はかないませんでした。

必見の名場面

必見は、バイクをふかしながら日本刀を掲げ、ニューヨーク市警役のアンディ・ガルシアに向かって、ニヤっと笑うシーンです。

背筋がゾクゾクっとします。

このシーンは本当に必見です。あの松田優作の狂気をともなったような迫力は、下手なホラー映画よりもよほど、恐怖を誘います。

マイケル・ダグラスも錯覚

主役のマイケル・ダグラスは、アンディ・ガルシアが本当に殺されてしまうと錯覚し、役名で叫ぶべきところを、思わず「アンディ、逃げろ」と本名で呼んでしまい、NGを出してしまったと伝えられるほどです。

このシーンがこの映画の白眉といっても過言ではないでしょう。

松田優作が、文字通り一命を注ぎ込んだ渾身の一作です!

子役の演技がうますぎる映画ベスト3

子役は時に、共演の大人よりも圧倒的な演技と存在感を発揮することがありますよね。

子役の演技が上手すぎる映画といったら、あなたはどの作品を思い浮かべますか?

私はこの3作を選びました。

1.クロエ・モレッツ「キック・アス」11歳の女の子なのに、シニカルな笑みが妙にセクシー

アメコミを映画化した作品です。

キック・アスというのは、平凡な高校生がヒーローに憧れ、ネット通販で買ったコスチュームを着て、街に繰り出した時のヒーローネームです。

が、それよりも圧倒的な存在感を放っているのが、クロエ・モレッツが演じるヒット・ガールです。

とにかく可愛くてめちゃくちゃ強い

こちらは、本当にめちゃくちゃ強いスーパーガールですが、わずか11歳の女の子です。

元警官の父親(ニコラス・ケイジ)から、世の中の悪党に制裁を加えるために、英才教育を受け、ギャングをたった一人で殺戮していきます。

R15指定

その様子が生々しく描写されているので、15禁に指定されています。

次々とギャングが虐殺されていくのですが、ポップで陽気な音楽に乗って、スピード感あふれる展開なので、暗さはなくコメディ的な要素が強い作品です。

クロエ・モレッツの強さと、表情がたまらなく魅力的

とにかく、まだあどけない女の子が、ジェイソン・ボーンかジャック・バウアー並みに超人的に強い、そのギャップがこの作品の最大の魅力です。

そして、右の口角だけ上げるシニカルな不敵な笑いが、一度見たら忘れられません。

11歳とは思えない、胆の据わりっぷりが最高です。

放送禁止用語を連発

そして、そんな幼い表情とは対照的に、口から出るのは放送禁止用語の連発ですから、たまりません。すでに続編も出ています。

クロエ・モレッツは後に、世界で最も美しい顔100人にも選ばれています。

2.ダコタ・ゴヨ「リアル・スティール」 ロボットと一緒にダンスを踊るシーンが秀逸

人間の変わりに、ロボットがボクシングで戦う物語です。

父親役のヒュー・ジャックマンと息子役のダコタ・ゴヨが、ロボット同士の戦いを通して、父子の関係を取り戻していく物語です。

心に残るダンスシーン

物語の中盤、父子が所有するロボット「アトム」と、一緒にダンスをするシーンがあります。

その無邪気でピタリと息の合った踊りに、何とも言えず、心を揺さぶられるのです。

人間社会の縮図

脚本もすばらしく、大観衆の中、落ちこぼれの旧型ロボット・アトムが最新鋭の無敵のロボット・ゼウスに立ち向かっていくクライマックスは、人間社会の縮図そのもので、胸が熱くなります。

ラストシーンに秘められた謎

もう一つの見どころがラストシーンです。父子の会話が謎めいていて、その意味するところが、ネットでも議論百出しています。

息子が父親に、「秘密は守るよ」と言うのですが、さて秘密とはいったい何なのか、考えながら見てみると違った味わいがあるでしょう。

3.池松壮亮「ラスト・サムライ」大切な人を失う哀しみの表情が胸をしめつける

西南戦争をモチーフにしたハリウッド版時代劇です。

トム・クルーズに父親を殺された侍の子・飛源(池松壮亮)は、捕らわれの身になっていたトム・クルーズと徐々に心を通わせるようになります。

明治政府に立ち向かうトム

トムは捕らわれの身として暮らすうちに、ラスト・サムライとなった渡辺謙の味方になり、ともに明治政府に立ち向かうことになるのです。

飛源の父親は、一族の長である渡辺謙の弟にあたります。

胸が締めつけられる哀愁の表情

決戦の前日、飛源は、父親に続いて再び大切な人が自分のもとから去っていく寂しさと哀しさを、素直にトムに向けます。

その時の哀愁に満ちた表情に、なんともいえず、胸が締めつけられます。

この子役はただものではない

この子役はただものではないと思いました。やはりそして彼は、本格的演技派俳優と成長し、現在、活躍の真っただ中です。

あの抱きしめたくなるような切ない彼の表情を、ぜひ見てみてください。

【おまけ】映画をもっとストレスフリーに楽しむために、動画配信サービスをおすすめ

最後に、もっと手軽に、自由に映画鑑賞を楽しみたい人には、通勤時間にも視聴できる動画配信サービスがおすすめという話です。

こちらの記事に、くわしくまとめましたので、関心のある方は、読んでみてください。

映画見放題を無料体験!動画配信サービスを「もっと早く始めればよかった」7つの理由

 

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