こんにちは、かんらくです。
尊敬する出版社の編集者が絶賛する「ゼロ・グラビティ(字幕版)」を、アマゾンプライムで視聴しました。
ストーリーは実にシンプルですが、これはすごい! 観た後で幸せな気持ちに包まれる、とてもいい映画でした。
観てよかった満足度は、
★★★★☆ 星4つです!
ぴあ「映画生活」のレビューでは、79点ですね。
辛口のレビューサイトですので、かなりの高得点です。
レビューを書きますので、見るかどうかの参考にしてみてください。
ちなみに、星3つ以上あれば、観て後悔はしないという評価です。星5つは、今だ2作品しかつけたことがありません。
「ショーシャンクの空に」と「アンタッチャブル」の2つです。
ストーリー(あらすじ)
さて、話を戻しましょう。
ゼロ・グラビティのストーリーは実にシンプルです。
映画生活ぴあのサイトから、あらすじを引用しましょう。
メディカル・エンジニアのライアン・ストーン博士とベテラン宇宙飛行士マット・コワルスキーは地球から600キロ上空で周回しているスペースシャトルで船外ミッションを行っていた。しかし、突発的なトラブルが発生し、ふたりは無重力空間に放り出される。
無重力空間に放り出されたら、自分では方向転換することもできず、半永久的に流され続けることになるのです。
突発的なトラブルというのは、ロシアが必要のなくなった自国の衛星を爆破し、その破片群に襲われるということですから、完全に人為的な要因なので、いたたまれないですよね。
冷戦時代ならまず、戦争勃発でしょう。
サンドラ・ブロック演じるストーン博士とジョージ・クルーニー演じるコワルスキー宇宙飛行士の2人が地球への生還を果たせるかどうかの物語です。
登場人物は、この2人のみと言っても過言ではありません。
ジャケットの絵がこの映画の核心をついている
この記事のトップに掲げてある、映画のジャケットが、作品の核心をついていて絶妙です。
広大な宇宙空間に放り出される恐怖が描かれています。
絶望的なトラブルの連続の中、NASAとの交信も絶たれ、地球生還へ向けて、まるで宇宙空間に自分一人しかいないような孤独な戦いが繰り広げられます。
必見中の必見はラストシーン(ここからネタばれあり)
最大の山場、クライマックスは、本当に最後の最後にやってきます。
サンドラ・ブロックは単身、中国の宇宙ステーションにたどりつき、その宇宙船で一か八かの地球帰還を試みます。
大気圏へ突入する時の音速のスピード感、リアリティは凄まじく、臨場感がもの凄いです。
まるで自分が、大気圏突入をしているかのようです。
なまじのアトラクションより手に汗にぎるに間違いありません。
一方通信だったNASAとの交信が復活した時の心強さ・・・
無事に中国の湖に着水し、岸にたどり着き、大地に這いつくばって土を握りしめる・・・
地面がこんなにも愛おしいとは・・・ヒロインの気持ちと見事にシンクロするんです。
そして、ふつうに息をして、大地を踏みしめられる幸せに満たされます。
ただ生きていられることに感謝です。
これが映画のすごさだなと思いますよ。
どうやって撮影したのか
この映画を観たら、必ず思うのが、一体、どうやってこのリアルな宇宙空間を再現したのだろう、ということです。
その撮影技術が高く評価され、話題となった作品です。
撮影方法は、ワイヤーとライトボックスを使用しているのですが、こちらのサイトに詳しく紹介されています。
はじめにアップされている動画を見ると、よく分かります。
この映画で伝えたかったメッセージ
ヒューマン・SF・サスペンスという、いろいろな要素を持った映画ですが、ただのパニック映画ではなく、伝えたいメッセージがあるんです。
監督や脚本家はインタビューに、このようなコメントを寄せています。
「私たちは逆境を描きたかった。万策尽きた後でさえ、人を奮起させる力を描いている」
「映画の中の逆境は、どれも日常生活の逆境のメタファー(暗喩)なんだ。宇宙で漂流していく宇宙飛行士は、ままならない人生で戦おうとする姿を表しているんだよ」
遠い宇宙の物語ではなく、日常生活の逆境を乗り越える力が湧くように、という願いが込められた映画なのです。
心から観てよかったと思えたおすすめの映画です。
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