こんにちは、出版社営業部員のかんらくです。
五つ星の評価をつけた映画を集めてみました。
五つ星の基準は、「完璧。文句のつけようがない。奇跡のような映画。すべての人に見てほしい作品。」です。
あくまで主観ですが、よかったら見る映画の参考にしてみてください。
(紹介する順番と作品の評価は関係ありません)
目次
1 「ショーシャンクの空に」全作品中、歴代満足度1位
ぴあの「映画生活」のレビューで、全作品中、歴代の満足度1位の名作です。
歌手の宇多田ヒカルさんも、自分のプロフィールの中で、好きな映画として、この作品を挙げています。
あのホリエモンも、社長日記で「すげー面白かった」と絶賛し、小泉元首相も一番好きな映画に挙げているんです。
この作品を絶賛する人は、挙げればキリがありません。
ラスト・シーンの感動は、映画史に類を見ない完璧な結末と言っていいと思います。
いくつかレビューをひろってみましょう。
「ラストの海辺のシーン、本当に最高ですよね。初めて観た時、胸がゾワァァァって感じで、すごい感情になったのをハッキリ覚えています」
「ハッキリ言って欠点が見つからないくらいよかった。こんなに満たされた気持ちは初めてです。最高の2時間でした」
まったく同感です。
詳しいレビューはこちら。
2 「ジュラシック・パーク」すべての少年の夢を叶えた傑作
映画史に残る数多の名作を生み出したスティーブン・スピルバーグ監督の代表作だと思っています。
ただ3次元の恐竜がリアルに描かれているだけでなく、有事に直面した人間の心理と行動が描き切られているので、傑作だと思っています。
絶対安全だったはずのジュラシックパークが、人間の生々しい欲望や嫉妬によって歯車を狂わされ、人々に牙をむくのです。
その心の醜悪によって引き起こされたトラブルだからこそ、リアリティをうみだし、ただのパニック映画ではない、普遍的な恐怖をつくりだしています。
ちなみにスピルバーグ監督は、「ターミネーター2」のCG技術を見て、「ジュラシック・パーク」の製作を決断したそうです。
3 「ALWAYS 三丁目の夕日」堀北真紀の田舎娘の演技が必見
日本が、善意と希望にあふれていた時代。見事に戦後間もない日本の風景を、特殊技術によって、再現しています。
昭和30年代、東京タワーの建設が進む、下町を舞台に、市井の人たちが明るく、前向きに懸命に生きる姿を描いています。
自分がまだ生まれていない時代の物語なのに、なぜか懐かしく、ノスタルジーにあふれています。
そして特別な事件があるわけでもなく、日常の人間模様が描かれているだけなのに、なぜこんなに、涙があふれてくるのだろうと思います。
戦後の東京の下町人情と山崎貴監督のVFXの技術が見事なドッキングを果たし、古きよき日本の風景へ誘(いざな)われていくからだと思います。
人間っていいな、と思える素敵な作品です。
4 「アンタッチャブル」実話ベース。アル・カポネとの正義の戦い
伝説の暗黒街のボス、アル・カポネと彼を逮捕するために派遣された若き財務官・エリオット・ネスの戦いです。
二人とも実在の人物で、脚色はされているものの、実話ベースの映画なのです。
この映画の最大の見せ場は、なんといっても、シカゴ・ユニオン駅での大階段の場面です。
たまたま居合わせた乳母車の赤ん坊と、上司のケビン・コスナーの絶体絶命のピンチに、アンディ・ガルシアが登場するのですが、ここは映画史に刻まれるほどの名場面。
鳥肌がたちます。
ガルシアがめちゃくちゃかっこいいです。ブラックレインの比ではありません。
そして、映画の最後のケビン・コスナーの一言が、なんともいえない、妙味を加えています。
くわしいレビューはこちら。
5 「ターミネーター」シュワちゃんの怖さに背筋が凍る
コンピューターが人間を支配し、絶滅させる。
それは、1984年の映画公開当時は、絵空事のようでした。
しかし、ホーキング博士が人工知能の未来に警鐘を鳴らす今、不気味にリアリティをともなってきました。
その後、進化したターミネーターは登場しますが、第1作のシュワルツネッガーの恐怖をしのぐものはありません。
テレビで放映されれば、つい見てしまう。何度も見たくなる映画です。
6 「空飛ぶタイヤ」巨大企業の闇に単身、戦いを挑む
例外的にWOWOWの連続ドラマを加えてしまいました。
それほど面白かったからです。
長瀬智也主演の映画版よりも格段に面白いはずです。
これだけの池井戸潤のドラマを2時間映画におさめるのは無理です。
5回シリーズのWOWOWドラマだからこそのクオリティなのです。
くわしいレビューはこちら。
7 「ハゲタカ」大森南朋の存在感が凄まじい
この作品を5つ星にする人は少ないかもしれません。
しかし、鷲津は大森南朋の最大のはまり役だと思います。
ホワイトナイトを買って出た鷲津が窮地に立たされます。
絶体絶命の鷲津が繰り出す反撃の一手は必見です!
8 「リアル・スティール」映像技術と子役の演技が際立つ
人間の変わりに、ロボットがボクシングで戦う物語です。
物語の中盤、父子が所有するロボット「アトム」と、一緒にダンスをするシーンがあります。
その無邪気でピタリと息の合った踊りに、何とも言えず、心を揺さぶられること必至です。
脚本もすばらしく、大観衆の中、落ちこぼれの旧型ロボット・アトムが最新鋭の無敵のロボット・ゼウスに立ち向かっていくクライマックスは、人間社会の縮図そのもの!
胸が熱くなります。
ロボットを描くVFXの映像技術も見事です。
9 「アウトブレイク」評価は真っ二つ。だけど傑作
やっぱりこの映画はストーリーとキャラクターが最高です。
ところが、一般のレビュー評価は分かれていて、総合的にはそんなに高くないんですよね。
ダスティ・ホフマン演じる陸軍医の大佐の型破りでまっすぐなキャラが最高です。
絶対、面白いと思いますよ。
くわしいレビューはこちら。
以前は4つ星評価にしていましたが、改めて今回は5つ星に昇格させました。
10 「燃えよドラゴン」ブルース・リーの肉体のみで成立
この映画は好きすぎて、うまく言葉にできません。
ブルース・リーの存在感とアクションだけで映画が成り立つというおそるべき作品です。
ブルースの筋肉は、誰も真似ができないものです。
たしかプロレスの前田日明さんだったと思いますが、テレビのインタビューで、「どれだけ鍛えてもあの体(ブルース)にはなれない」という趣旨のコメントをしていました。
そう、ブルースよりもマッチョな人はいくらでもいます。
筋肉だけで言えば、シュワルツネッガーやスタローンの方が上でしょう。
しかし、シュワちゃんやスタローンの肉体美は、いつまでも見ていたいとは思わないんです。
シュワちゃんやスタローンの筋肉とブルースの筋肉は、まったく異質な気がします。
ブルースの体は、達人の書か、名画のように、どれだけ見ていても飽きないんです。
誰も近づけない、オンリーワンの奇跡の肉体だと思います。
詳しいレビューはこちら。
以上が私が選んだ奇跡の5つ星映画です。
4つ星映画はこちらにまとめました。よかったらお読みください。
こちらも実は、5つ星映画と遜色ない作品が目白押しだと思っています。